はちにんはっち
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八忍八智
四諦という真理を見る位である見道における8つの忍と8つの智。
8つの忍とは苦法智忍・苦類智忍・集法智忍・集類智忍・減法智忍・滅類智忍・道法智忍・道類智忍をいい、8つの智とは苦法
智・苦類智・集法智・集類智・減法智・減類智・道法智・道類智をいう。
このなか忍(kṣānti) とは智(jñāna)を生じる原因となる意味での智慧をいう。また法智とは欲界の四諦を対象とする智、類智とは色界・無色界の四諦を対象とする智をいう。見道において、苦諦に対する苦法智忍からはじまって苦法智・苦類智忍・苦類智と順次、苦諦への観察・智慧を深め、さらに集諦・滅諦・道諦に対しても同様の観察・智慧を深めていくから、全部で8つの忍と8つの智とがあることになる。この八忍と八智とをまとめて十六心という。