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けつじょう

出典: フリー仏教百科事典『ウィキダルマ(WikiDharma)』

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決定

avaśyam: niyatam: niyamena: nūnam

 まちがいなく。確かに。かならず。

 決定して後法の安楽を獲得す。

avyabhicāritva: niyata: niyama: niyāma: niścaya: pratiniyama

 定まり決まっていること。

 凡そ施を為すところの一切の事業は堅固にして決定せり。
 諸の仏法のあらゆる勝解に於て印解決定せり。

不変のあり様

 現象を貫く不変のありよう。たとえば無常無我という4つのありようをいう。あるいは、唯識が説く、外界には事物はなくただ八識のみ存在する、というありようをいう。

 諸行のなかに於て無常決定・苦決定・空決定・無我決定の四決定あり。
 唯の言には決定の義あり。決定して唯だ八識あるが故に。

因果の理

 ある原因からある結果がかならず生じるという因果の理が決定していること。

 因果決定の義、是れ縁起の義なり。

niścita

 決断していること。「これはこれであってあれではない」などと決定的に理解していること。心所の一つである勝解の働きをいう。

 勝解とは決定のに於て印持するをと為す。
 是れは即ち是の如きにして是の如からざるに非ずと決定した勝解。