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いほんへんむしょう

出典: フリー仏教百科事典『ウィキダルマ(WikiDharma)』

異品遍無性

vipakṣa asattvaṃ (S)
 因明における因の三相(三つの特質)の一つ。三支のうち異品異喩)との関係を示したもの。因は証明されるべきものの異品のうちに少しでも存在してはならず、もしも少しでも関係があれば、因はついに真正の因ではない、という規定をいう。

 所立及び能立の因と異類なるものには、どこまでせんぎ<詮議>しても無きものでなければならぬと云ふことなり。〔因明犬9〕