操作

「ふとがら」の版間の差分

出典: フリー仏教百科事典『ウィキダルマ(WikiDharma)』

(補特伽羅)
(補特伽羅)
 
1行目: 1行目:
 
=補特伽羅=
 
=補特伽羅=
pudgala(skt.) 補伽羅、弗伽羅などと音写する。旧訳では「人」「衆生」などと訳す。
+
<big>pudgala</big>(S) 補伽羅、弗伽羅などと音写する。旧訳では「人」「衆生」などと訳す。
  
 
 新訳では「数取趣」と訳すが、これは「数は五趣をとって輪廻する」という意味である。
 
 新訳では「数取趣」と訳すが、これは「数は五趣をとって輪廻する」という意味である。
  
 
 [[とくしぶ|犢子部]]が立てた説で、[[ごしゅ|五趣]]・[[ろくどう|六道]]・[[じっかい|十界]]を[[りんね|輪廻]]する主体を仮に立てたもので、輪廻の原因となる[[ごう|業]]を担う主体を指す。
 
 [[とくしぶ|犢子部]]が立てた説で、[[ごしゅ|五趣]]・[[ろくどう|六道]]・[[じっかい|十界]]を[[りんね|輪廻]]する主体を仮に立てたもので、輪廻の原因となる[[ごう|業]]を担う主体を指す。

2024年2月6日 (火) 09:09時点における最新版

補特伽羅

pudgala(S) 補伽羅、弗伽羅などと音写する。旧訳では「人」「衆生」などと訳す。

 新訳では「数取趣」と訳すが、これは「数は五趣をとって輪廻する」という意味である。

 犢子部が立てた説で、五趣六道十界輪廻する主体を仮に立てたもので、輪廻の原因となるを担う主体を指す。