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2007年12月29日 (土) 16:35時点における版
因
(skt.) hetu हेतु
結果を造るもの。原因のことである。
二因
- 能生因 第八識がよく眼等の諸識を生起し、また一切善悪の因となる。穀麦等の種が萌芽を発生する因となるようなものである。
- 方便因 眼等の諸識がよく方便となって第八識の善悪の種を因発する。水土をもって穀麦等の萌芽を発生する方便となるようなものである。
『宗鏡録』71
- 習因 貪欲を習えば、すなわち貪欲がますます増長するようなもの。新訳では「同類因」という。
- 報因 善悪の因を行ずればすなわち苦楽の報を得るようなもの。新訳では「異熟因」という。
『四教儀集註中』