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− | + | 言佛陀者。謂畢竟斷一切煩惱并諸習氣。現等正覺阿耨多羅三藐三菩提故。 〔瑜伽師地論83、T30-765b〕 | |
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2017年4月13日 (木) 18:49時点における版
阿耨多羅三藐三菩提
anuttarā samyaksaṃbodhiḥ अनुत्तरासम्यक्सँबोधिः (skt.)
無上の真実なる完全なさとりの意で、「無上正等覚」「無上正真道」「無上正遍知」などと漢訳され、また「阿耨菩提」とも略称される。
原始仏教から大乗仏教まで、広く仏教が目的とするさとりの意味で用いられる。
言佛陀者。謂畢竟斷一切煩惱并諸習氣。現等正覺阿耨多羅三藐三菩提故。 〔瑜伽師地論83、T30-765b〕
阿耨多羅三藐三菩提の仏たちわが立つ杣(そま)に冥加あらせたまへ 〔新古今和歌集(20)〕
と詠じたという。
諸仏如来、ともに妙法を単伝して阿耨菩提を証するに、最上無為の妙術あり 〔正法眼蔵(弁道話)〕
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