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− | + | 西インドのバラビー地方(現グジャラート州内)において、同地のグハセーナ王(在位558~566)の時代に活躍した。師の[[とくえ|徳慧]](グナマティ)と並び称される。[[げんじょう|玄奘]]の『[[だいとうさいいきき|大唐西域記]]』には[[けんね|堅慧]]と記されている。 | |
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* [[ゆいしきさんじゅうじゅ|唯識三十頌]]に対する註 | * [[ゆいしきさんじゅうじゅ|唯識三十頌]]に対する註 | ||
* [[ちゅうべんふんべつろん|中弁分別論]]に対する註 | * [[ちゅうべんふんべつろん|中弁分別論]]に対する註 | ||
* [[くしゃろん|倶舎論]]実義疏 | * [[くしゃろん|倶舎論]]実義疏 | ||
* 大乗[[ちゅうがん|中観]]釈論 | * 大乗[[ちゅうがん|中観]]釈論 | ||
+ | * 阿毘達磨雑集論 | ||
+ | * 大乗廣五蘊論 |
2017年5月18日 (木) 17:48時点における最新版
安慧
Sthiramati スティラマティ (510年―570年ころ)
南インド出身の大乗仏教瑜伽行派の学僧。唯識派に属す。その説は、唯識派の古い説に属し、護法と同時代の人とされている。
西インドのバラビー地方(現グジャラート州内)において、同地のグハセーナ王(在位558~566)の時代に活躍した。師の徳慧(グナマティ)と並び称される。玄奘の『大唐西域記』には堅慧と記されている。