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出典: フリー仏教百科事典『ウィキダルマ(WikiDharma)』

(貪愛)
(貪愛)
 
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 「[[とん|貪]]」(lobha,rāga)の同義語。自己の心情に合う好ましい対象に強く[[しゅうじゃく|執着]]すること。激しい欲望・愛着・むさぼりの心理作用。
 
 「[[とん|貪]]」(lobha,rāga)の同義語。自己の心情に合う好ましい対象に強く[[しゅうじゃく|執着]]すること。激しい欲望・愛着・むさぼりの心理作用。
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: 爾る時、父母の'''貪愛'''は倶に極まり、最後に決定して、各、一滴の濃厚の精血を出す。
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: 此の心に於て[[りけ|離繋]]を得るが故に'''貪愛'''永く滅し、現法中に於て心[[げだつ|解脱]]を証す。
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: 自らの諸欲に於て深く'''貪愛'''を生ずるを名づけて耽嗜と為す。

2018年8月10日 (金) 13:10時点における最新版

貪愛

tṛṣṇā (S)

 「」(lobha,rāga)の同義語。自己の心情に合う好ましい対象に強く執着すること。激しい欲望・愛着・むさぼりの心理作用。

 爾る時、父母の貪愛は倶に極まり、最後に決定して、各、一滴の濃厚の精血を出す。
 此の心に於て離繋を得るが故に貪愛永く滅し、現法中に於て心解脱を証す。
 自らの諸欲に於て深く貪愛を生ずるを名づけて耽嗜と為す。