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とあり、[[ほけきょう|法華経]](法師功徳品)には「妙法堂(みょうほうどう)」の語がある。 | とあり、[[ほけきょう|法華経]](法師功徳品)には「妙法堂(みょうほうどう)」の語がある。 | ||
インド一般にこのような建物をdharmazaalaaと呼ぶが、サンスクリット仏典に出てくる例はほとんどない。 | インド一般にこのような建物をdharmazaalaaと呼ぶが、サンスクリット仏典に出てくる例はほとんどない。 |
2011年6月20日 (月) 21:54時点における版
方等
vaipulya (skt.) 原語は「毘仏略(びぶつりゃく)」と音写し、「方等」「方広」などと訳される。
「広大な、大いに増広(ぞうこう)発展せしめられた」という意味。原始仏典の分類である九部経・十二部経の一で、教義を広説展開したものをいう。
大乗仏教では小乗仏教には方等はないとして、区別して「大方等」「大方広」などという。このことから大乗経典の呼称とし、「方等経」「方広大乗」などという。
法堂
禅宗では「はっとう」と読むことが多い。
禅宗以外で「講堂」に相当する建物。法堂の語そのものは古くから使われおり、新訳華厳経(75)に
- その時、善財童子まさに法堂に昇らんとす 〔T09 p.755a〕
とあり、法華経(法師功徳品)には「妙法堂(みょうほうどう)」の語がある。
インド一般にこのような建物をdharmazaalaaと呼ぶが、サンスクリット仏典に出てくる例はほとんどない。