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出典: フリー仏教百科事典『ウィキダルマ(WikiDharma)』
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+ | 結合すること。一緒になること。 | ||
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+ | かなう、一致すること。 | ||
+ | : 正見を首と為す八聖道支は正理に会す。 | ||
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+ | 会う、出会うこと。 | ||
+ | : 怨憎と会す苦 | ||
+ | : 所愛との会を欲す | ||
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+ | (5)saṃnipāta (S)<br> | ||
+ | 集まる、集合する、群がること。 | ||
+ | : 多く衆と会して語言に楽著す。 | ||
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+ | 経典間で相異なる教えがあるとき、それらを比較して矛盾がないように解釈すること。[[えしゃく|会釈]]・[[えつう|会通]]とおなじ。 | ||
+ | : 経文を会す。 | ||
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よりどころ、依止。依憑。 | よりどころ、依止。依憑。 |
2017年11月25日 (土) 08:30時点における版
慧
般若のこと。智慧という術語では、「智」は「jñāna」、「慧」は「prajñā」の訳語とされる。
回
回鶻の略称。回鶻自体はウィグルのことだが、回教などとされイスラム教の象徴とされる。
会
(1)pariṣan-maṇḍala (S)
大勢の人が集まる集会。(説法を聴くために)まるく取り囲んだ人びとのあつまり。衆会ともいう。
- 彼彼の如来が彼彼の異類の大なる会に安坐して正法を宣説す。
(2)samavahita : sāṃnidhya (S)
結合すること。一緒になること。
- 衆縁が会す。
(3)
かなう、一致すること。
- 正見を首と為す八聖道支は正理に会す。
(4)saṃprayoga : samāgama (S)
会う、出会うこと。
- 怨憎と会す苦
- 所愛との会を欲す
(5)saṃnipāta (S)
集まる、集合する、群がること。
- 多く衆と会して語言に楽著す。
(6)
経典間で相異なる教えがあるとき、それらを比較して矛盾がないように解釈すること。会釈・会通とおなじ。
- 経文を会す。
依
よりどころ、依止。依憑。
能依 依っている者。
所依 拠りどころになっている者。