「ふとがら」の版間の差分
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[[とくしぶ|犢子部]]が立てた説で、[[ごしゅ|五趣]]・[[ろくどう|六道]]・[[じっかい|十界]]を[[りんね|輪廻]]する主体を仮に立てたもので、輪廻の原因となる[[ごう|業]]を担う主体を指す。 | [[とくしぶ|犢子部]]が立てた説で、[[ごしゅ|五趣]]・[[ろくどう|六道]]・[[じっかい|十界]]を[[りんね|輪廻]]する主体を仮に立てたもので、輪廻の原因となる[[ごう|業]]を担う主体を指す。 |
2024年2月6日 (火) 09:09時点における最新版
補特伽羅
pudgala(S) 補伽羅、弗伽羅などと音写する。旧訳では「人」「衆生」などと訳す。
新訳では「数取趣」と訳すが、これは「数は五趣をとって輪廻する」という意味である。