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[[ぶっきょう|仏教]]では、さとることで、この輪廻から[[げだつ|解脱]]することができると考えた。 | [[ぶっきょう|仏教]]では、さとることで、この輪廻から[[げだつ|解脱]]することができると考えた。 | ||
:有情は輪廻して六道に生じる。車輪のように始終回り続けるようなものである。 ''心持観経'' 三 | :有情は輪廻して六道に生じる。車輪のように始終回り続けるようなものである。 ''心持観経'' 三 | ||
:生死の凡夫は、罪障が深重であって、六道を輪廻する。 ''観念法門'' | :生死の凡夫は、罪障が深重であって、六道を輪廻する。 ''観念法門'' |
2004年4月15日 (木) 11:24時点における版
輪廻
りんね、saMsaara सँसार(sanskrit)
サンスクリットで「流れること」「転位」を意味し、生ある者が生死を繰り返すことを指すので、「生死」とも訳される。古くよりインドに広く伝わっている考えで、生ある者は迷いの世界である六道(もしくは五道)を輪廻しなければならないと考えられていた。この生まれかわる事から、輪廻転生(りんねてんしょう)という。
仏教では、さとることで、この輪廻から解脱することができると考えた。
- 有情は輪廻して六道に生じる。車輪のように始終回り続けるようなものである。 心持観経 三
- 生死の凡夫は、罪障が深重であって、六道を輪廻する。 観念法門