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出典: フリー仏教百科事典『ウィキダルマ(WikiDharma)』

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 [[ぶつ|仏]]の十力。
 
 [[ぶつ|仏]]の十力。
  
# 仏は悉く一切法の因果を了達したもうを名づけて初力と為す。
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# 仏は悉く[[いっさいほう|一切法]]の[[いんが|因果]]を了達したもうを名づけて初力と為す。
 
# 実の如く去・来・今に起こす所の業の果報処を知るを名づけて二力と為す。
 
# 実の如く去・来・今に起こす所の業の果報処を知るを名づけて二力と為す。
# 実の如く諸もろの禅定三昧を知り垢浄入出の相を分別するを名づけて三力と為す。
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# 実の如く諸もろの[[ぜんじょう|禅定]][[さんまい|三昧]]を知り垢浄入出の相を[[ふんべつ|分別]]するを名づけて三力と為す。
# 実の如く衆生の諸根の利鈍を知るを名づけて四力と為す。
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# 実の如く[[しゅじょう|衆生]]の諸根の利鈍を知るを名づけて四力と為す。
 
# 実の如く衆生の所楽は不同なることを知るを名づけて五力と為す。
 
# 実の如く衆生の所楽は不同なることを知るを名づけて五力と為す。
 
# 実の如く世間の種種なる異性を知るを名づけて六力と為す。
 
# 実の如く世間の種種なる異性を知るを名づけて六力と為す。
 
# 実の如く一切処に至る道を知るを名づけて七力と為す。
 
# 実の如く一切処に至る道を知るを名づけて七力と為す。
# 実の如く宿命の事を知るを名づけて八力と為す。
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# 実の如く[[しゅくみょう|宿命]]の事を知るを名づけて八力と為す。
# 実の如く生死の事を知るを名づけて九力と為す。
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# 実の如く[[しょうじ|生死]]の事を知るを名づけて九力と為す。
# 実の如く漏尽の事を知るを名づけて十力と為す。
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# 実の如く[[ろじん|漏尽]]の事を知るを名づけて十力と為す。
* 是の仏の十力を知る為めの故に、大心もて願を発こし、即ち必定聚に入る。
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* 是の仏の十力を知る為めの故に、大心もて願を発こし、即ち[[ひつじょうじゅ|必定聚]]に入る。
 
:〔十住毘婆沙論〕
 
:〔十住毘婆沙論〕
 
 
 
 

2009年7月31日 (金) 08:50時点における最新版

十力

 の十力。

  1. 仏は悉く一切法因果を了達したもうを名づけて初力と為す。
  2. 実の如く去・来・今に起こす所の業の果報処を知るを名づけて二力と為す。
  3. 実の如く諸もろの禅定三昧を知り垢浄入出の相を分別するを名づけて三力と為す。
  4. 実の如く衆生の諸根の利鈍を知るを名づけて四力と為す。
  5. 実の如く衆生の所楽は不同なることを知るを名づけて五力と為す。
  6. 実の如く世間の種種なる異性を知るを名づけて六力と為す。
  7. 実の如く一切処に至る道を知るを名づけて七力と為す。
  8. 実の如く宿命の事を知るを名づけて八力と為す。
  9. 実の如く生死の事を知るを名づけて九力と為す。
  10. 実の如く漏尽の事を知るを名づけて十力と為す。
  • 是の仏の十力を知る為めの故に、大心もて願を発こし、即ち必定聚に入る。
〔十住毘婆沙論〕