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===著書=== | ===著書=== | ||
* [http://21dzk.l.u-tokyo.ac.jp/SAT/ddb-sat2.php?mode=detail&useid=1562_ 阿毘達磨順正理論 大正蔵 No.1562 Vol.29 p.329a] 八〇巻 | * [http://21dzk.l.u-tokyo.ac.jp/SAT/ddb-sat2.php?mode=detail&useid=1562_ 阿毘達磨順正理論 大正蔵 No.1562 Vol.29 p.329a] 八〇巻 | ||
− | * [http://21dzk.l.u-tokyo.ac.jp/SAT/ddb-sat2.php?mode=detail&useid=1563_ 阿毘達磨藏顯宗論 | + | * [http://21dzk.l.u-tokyo.ac.jp/SAT/ddb-sat2.php?mode=detail&useid=1563_ 阿毘達磨藏顯宗論 大正蔵 No.1563 Vol.29 p.777a] 四〇巻 |
2010年8月25日 (水) 13:35時点における版
衆賢
saMghabhadra (skt.)
悟入の弟子で、説一切有部の僧で、カシュミールに在った。
世親が『大毘婆沙論』を講じて『倶舎論』を造り有部の過ちを匡したところ、衆賢はこれを有部を誤解しているとして『倶舎雹論』を作成した。この論書を読んで、世親はこの書に『順正理論』と名付けたという。