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出典: フリー仏教百科事典『ウィキダルマ(WikiDharma)』
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2018年6月11日 (月) 16:50時点における最新版
衆賢
Saṃghabhadra (S)
悟入の弟子で、説一切有部の僧で、カシュミールに在った。
世親が『大毘婆沙論』を講じて『倶舎論』を造り有部の過ちを匡したところ、衆賢はこれを有部を誤解しているとして『倶舎雹論』を作成した。この論書を読んで、世親はこの書に『順正理論』と名付けたという。