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出典: フリー仏教百科事典『ウィキダルマ(WikiDharma)』

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(離繋果)
 
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 道を修して得た汚れがない[[ちえ|智慧]]([[むろち|無漏智]])によって[[ぼんのう|煩悩]]を減したところに顕れるもの。[[くしゃ|倶舎]]はそれを[[ちゃくめつむい|択滅無為]]、[[ゆいしき|唯識]]は[[ぜんむい|善無為]]と考える。
 
 道を修して得た汚れがない[[ちえ|智慧]]([[むろち|無漏智]])によって[[ぼんのう|煩悩]]を減したところに顕れるもの。[[くしゃ|倶舎]]はそれを[[ちゃくめつむい|択滅無為]]、[[ゆいしき|唯識]]は[[ぜんむい|善無為]]と考える。
  
 離繋果者、謂、此道力、断惑所証、択滅無為。〔『倶舎』17、T29-91a〕
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;: 離繋果者、謂、此道力、断惑所証、択滅無為。〔『倶舎』17、T29-91a〕
  
 八支聖道、滅諸煩悩、名離繋果。〔『瑜伽』38、T30-502b〕
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;: 八支聖道、滅諸煩悩、名離繋果。〔『瑜伽』38、T30-502b〕
  
 果有五種。(中略)三者離繋。謂、無漏道、断障所証、善無為法。〔『成論』8,T31-42a~b〕
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;: 果有五種。(中略)三者離繋。謂、無漏道、断障所証、善無為法。〔『成論』8,T31-42a~b〕

2020年5月20日 (水) 22:25時点における最新版

離繋果

visaṃyoga-phala (S)

 5つの果(異熟果・等流果・離繋果・士用果・増上果)五果の一つ。
 道を修して得た汚れがない智慧無漏智)によって煩悩を減したところに顕れるもの。倶舎はそれを択滅無為唯識善無為と考える。

 離繋果者、謂、此道力、断惑所証、択滅無為。〔『倶舎』17、T29-91a〕
 八支聖道、滅諸煩悩、名離繋果。〔『瑜伽』38、T30-502b〕
 果有五種。(中略)三者離繋。謂、無漏道、断障所証、善無為法。〔『成論』8,T31-42a~b〕