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みょうごう

出典: フリー仏教百科事典『ウィキダルマ(WikiDharma)』

2008年1月25日 (金) 21:50時点におけるマイコン坊主 (トーク | 投稿記録)による版 (名号)

名号

 名前、名称、尊称の意味として使われる。

それ、名号を立つるは、尊と為す所以なり     〔韓非子〕詭使

 仏教では、菩薩の名前を意味するが、ことに尊称として用いられる。
 仏菩薩の名前には特別な力を持っているとされ、その名を聞いたり称えたりすると功徳があると信じられた。特に浄土教では、阿弥陀仏の名前を称えたら浄土往生することができるとされ、「南無阿弥陀仏」は六字の名号と言われている。

阿弥陀をたのみ奉りて、ひまなく名号を唱へ、極楽を願ふ     〔発心集〕(2)
他力信心といふはいかなるこころぞといふに、この南無阿弥陀仏の六字の名号の体は、阿弥陀仏のわれらをたすけたまへるいはれを、この南無阿弥陀仏の名号にあらはしましましたる御すがたぞとくはしくこころえわけたるをもつて、他力の信心をえたる人とはいふなり。    〔御文章 註釈版p.1143〕