操作

いちほっく

出典: フリー仏教百科事典『ウィキダルマ(WikiDharma)』

2025年3月11日 (火) 11:13時点におけるマイコン坊主 (トーク | 投稿記録)による版 (ページの作成:「=一法句= <big>eka-dharma-pada</big> (S)  世親の浄土論に : <big>一法句</big>といふはいはく、清浄句なり。清浄句といふはいはく、真...」)

(差分) ← 古い版 | 最新版 (差分) | 新しい版 → (差分)

一法句

eka-dharma-pada (S)

 世親の浄土論に

一法句といふはいはく、清浄句なり。清浄句といふはいはく、真実智慧無為法身なり。〔浄土論 P.38〕

とある。そこからの語である。

 一法・真如法性の依事ということで、瑜伽唯識において勝義諦真如を「無」と「無の有」の二面で表わす場合の「無の有」(abhāvasya bhāvaḥ)をいう。
 真如法性がはたらいて、われわれをしてそれをさとらしめる世間的あらわれであり、浄土の清浄荘厳はまさしくこれである。