eka-dharma-pada (S)
世親の浄土論に
とある。そこからの語である。
一法・真如法性の依事ということで、瑜伽唯識において勝義諦真如を「無」と「無の有」の二面で表わす場合の「無の有」(abhāvasya bhāvaḥ)をいう。 真如法性がはたらいて、われわれをしてそれをさとらしめる世間的あらわれであり、浄土の清浄荘厳はまさしくこれである。