はんにゃしんぎょう
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般若心経
prajJaapaaramitaa-hRdaya、具名『般若波羅蜜多心経』
玄奘訳が最も広く流布しているが、鳩摩羅什訳も含み合計7訳が現存している。
小本と大本との2種のサンスクリット本とチベット訳本とがのこっており、玄奘訳は小本に相当して、詳しくは『般若波羅蜜多心経(はんにゃはらみたしんぎょう)』で、字数300字足らず、経名の「心」(hRdaya)は核心・心髄の意味である。すなわち般若経典群に説かれる内容を空という核心に凝縮し、たとえば色即是空という有名な語句でなどで表現されていることで有名である。また末尾に真言(mantra)が付いており、悟りの彼岸への到達をたたえている。
サンスクリット語の原本(貝葉)は、かなり古くから日本に伝わっており、小本は法隆寺に、大本は奈良の長谷寺に保存されている。
参考図書