Vajracchedikaa-prajJaapaaramitaa 略して『金剛般若経』『金剛経〉ともいう
般若経典の一つだが、空という術語を用いないで空を説く経典として知られている。一切のものへの執着を離れ、自我への思いをも捨てて、「我」という観念を退けることによって仏陀のさとりは得られるという。
にその意味が込められている。
この経典には6種の漢訳があり、鳩摩羅什訳が一般に用いられている。
唐の孟献忠編『金剛般若経集験記』などに、この経典の利益が集録されている。