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けんどう

出典: フリー仏教百科事典『ウィキダルマ(WikiDharma)』

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見道

darzana-maarga (skt.)

 修行の階梯である三道の一つ。くわしくは「見諦道」といい、無漏智慧によって四聖諦(ししょうたい)(四諦)を明確に観察する位のこと。
 この位において、思想的な煩悩(見惑)が断ぜられ、聖者の位に就くことが可能になるので、凡夫性を離れるという意味で「離生(りしょう)」といい、また邪性のない涅槃に向う聖道という意味で「正性(しょうしょう)」とも言われる。

 修道無学道と進展する三道の最初であり、また、修道とともに修学の必要な位(有学道)とされる。

 大乗仏教では見道位を菩薩地の初地(五十二位の十地の第一)にあてる。