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ごぶんほっしん

出典: フリー仏教百科事典『ウィキダルマ(WikiDharma)』

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五分法身

 無漏五蘊ともいう。無学(最高のさとり)の位に至った者が具備する5つの功徳、即ち戒蘊(戒身、戒衆、戒品とも呼ぶ。蘊、身、衆、品は複数を示す。以下同じ)・定蘊・慧蘊・解脱蘊・解脱知見蘊の総称。解脱と解脱知見とを合わせて解知見ともいう。
 小乗仏教の解釈によれば身業と語業とが無漏清浄となり(戒)、無相・無願の三三昧を成就し(定)、正しく見、正しく知り(慧)、尽智・無生智および正見と相応する勝解を得(解脱)、尽智・無生智を得る(解脱知見)ことであるとされるが、本来は仏教の教団に入って肉体的・精神的な欲望を抑え、心を静めて、智慧を磨き、一切の束縛から解放され、その解放された心の安らかさを自ら意識する、というさとりの境地への進みゆきを示したものと思われる。