操作

ごくきじ

出典: フリー仏教百科事典『ウィキダルマ(WikiDharma)』

極喜地

pramudita-bhūmi (S)

 歓喜地ともいう。菩薩の十地の第一地(初地)。
 初めて汚れのない智(無漏智出世間心)で真理(四諦真如)をさとって大歓喜を生じる段階。我空法空との二空をさとり、自己と他者とを利益・安楽せしめることができるようになる。この段階から聖者となる。

 成就大義、得未曽得出世間心、生大歓喜、是故最初名極喜地。〔解深密経4,T16-704a〕
 言十地者、一極喜地。初獲聖性、具証二空、能益自他、生大喜故。〔成唯識論9,T31-51a〕