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ほうえ

出典: フリー仏教百科事典『ウィキダルマ(WikiDharma)』

法衣

僧尼の着用する衣服(えぶく)のこと。

 インドの仏教教団では、初め出家の比丘として、僧伽梨(そうぎゃり)(大衣(だいえ))、鬱多羅僧(うったらそう)(上衣(じょうえ))、安陀会(あんだえ)(下衣(げえ))の三衣(さんね)のみが許されていたが、風土・気候の異なった国々への伝播につれて変っていった。

 中国・韓国の法衣は簡素であるが、日本では三衣を基本としながら、日常生活の資具としてよりも、法会・儀式の際に用いる華美な形状・色彩の僧服が考案されるようになった。

三(みたり)の尼等を将(ゐ)て、都波岐市(つばきいち)の長屋に至りし時、其の法衣を脱ぎて仏法を破り滅しき    〔元興寺伽藍縁起并流記資財帳〕

法会

 広義には、仏事・法要のことで、菩薩供養したり、経典読誦したり、追善の法要を営んだりする仏法(ぶっぽう)に関するあらゆる行事・儀式・集会を意味する。

 狭義には、「法華会」「最勝会」など、法華経・金光明最勝王経などの鎮護国家祈祷などのために特定の経典を講説・読誦する集会を指す。