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出典: フリー仏教百科事典『ウィキダルマ(WikiDharma)』

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 [[いんみょう|因明]]における因の[[さんそう|三相]](三つの特質)の一つ。[[さんし|三支]]のうち[[いん|因]]と[[いほん|異品]]([[いゆ|異喩]])との関係を示したもの。因は証明されるべきものの異品のうちに少しでも存在してはならず、もしも少しでも関係があれば、因はついに真正の因ではない、という規定をいう。
 
 [[いんみょう|因明]]における因の[[さんそう|三相]](三つの特質)の一つ。[[さんし|三支]]のうち[[いん|因]]と[[いほん|異品]]([[いゆ|異喩]])との関係を示したもの。因は証明されるべきものの異品のうちに少しでも存在してはならず、もしも少しでも関係があれば、因はついに真正の因ではない、という規定をいう。
  
   [[しょりゅう|所立]]の[[しゅう|宗]]及び[[のうりゅう|能立]]の因と異類なるものにはどこまでせんぎしても無きものでなければならぬと云ふことなり。〔因明犬9〕
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   [[しょりゅう|所立]]の[[しゅう|宗]]及び[[のうりゅう|能立]]の因と異類なるものには、どこまでせんぎ<詮議>しても無きものでなければならぬと云ふことなり。〔因明犬9〕

2021年8月10日 (火) 10:53時点における最新版

異品遍無性

vipakṣa asattvaṃ (S)
 因明における因の三相(三つの特質)の一つ。三支のうち異品異喩)との関係を示したもの。因は証明されるべきものの異品のうちに少しでも存在してはならず、もしも少しでも関係があれば、因はついに真正の因ではない、という規定をいう。

 所立及び能立の因と異類なるものには、どこまでせんぎ<詮議>しても無きものでなければならぬと云ふことなり。〔因明犬9〕