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出典: フリー仏教百科事典『ウィキダルマ(WikiDharma)』

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(人法二空)
 
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 この人法二空を、[[しんらん|親鸞]]の言葉として『[[たんにしょう|歎異抄]]』の中に
 
 この人法二空を、[[しんらん|親鸞]]の言葉として『[[たんにしょう|歎異抄]]』の中に
:[[ぼんのう|煩悩]]具足の[[ぼんぶ|凡夫]]、火宅[[むじょう|無常]]の世界、よろずのこと、みなもてまことあることなきに
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[[ぼんのう|煩悩]]具足の[[ぼんぶ|凡夫]]、火宅[[むじょう|無常]]の世界、よろずのこと、みなもてまことあることなきに
 
と表わしている。
 
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2017年4月13日 (木) 18:40時点における最新版

人法二空

 「人」とはみずからのことであり、「」とはみずからを成り立たせているすべての存在のことである。そのいずれもが「」、つまりたがいにとなることによって、相互に依存しながら成立している関係であるから、自らも、自らを成り立たせている全てのものが執着の対象とはなりえないことを説いている。

 この人法二空を、親鸞の言葉として『歎異抄』の中に

煩悩具足の凡夫、火宅無常の世界、よろずのこと、みなもてまことあることなきに

と表わしている。