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出典: フリー仏教百科事典『ウィキダルマ(WikiDharma)』

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[[けごんしゅう|華厳宗]]で説く、[[えんきょう|円教]]の[[ぶつど|仏土]]の三類の一つ。
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[[けごんしゅう|華厳宗]]で説く、[[えんぎょう|円教]]の[[ぶつど|仏土]]の三類の一つ。
  
 
 三千世界の外にある十重世界という意味で、これは、[[よく|欲]]・[[しき|色]]・無色の[[りんね|輪廻]]の世界の外にあり、[[ぼんのう|煩悩]]や[[ごう|業]]の繋縛を離れた世界である。その性質・相状・徳用などを10種の名で示す。
 
 三千世界の外にある十重世界という意味で、これは、[[よく|欲]]・[[しき|色]]・無色の[[りんね|輪廻]]の世界の外にあり、[[ぼんのう|煩悩]]や[[ごう|業]]の繋縛を離れた世界である。その性質・相状・徳用などを10種の名で示す。

2011年6月20日 (月) 17:51時点における最新版

十重世界

華厳宗で説く、円教仏土の三類の一つ。

 三千世界の外にある十重世界という意味で、これは、・無色の輪廻の世界の外にあり、煩悩の繋縛を離れた世界である。その性質・相状・徳用などを10種の名で示す。

  1. 世界性
  2. 世界海
  3. 世界輪
  4. 世界円満
  5. 世界分別
  6. 世界旋
  7. 世界転
  8. 世界蓮華
  9. 世界須弥
  10. 世界相

これを十種世界海という。
 これは空間的に三界の外にあるという意味ではない。また、地域を分けて十重としたのでもない。精神的な世界であり、三生でいえば、第二の解行位菩薩の所見の世界である。