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2017年4月13日 (木) 18:40時点における最新版
人法二空
「人」とはみずからのことであり、「法」とはみずからを成り立たせているすべての存在のことである。そのいずれもが「空」、つまりたがいに縁となることによって、相互に依存しながら成立している関係であるから、自らも、自らを成り立たせている全てのものが執着の対象とはなりえないことを説いている。
煩悩具足の凡夫、火宅無常の世界、よろずのこと、みなもてまことあることなきに
と表わしている。