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 釈尊の生涯の伝記のこと。
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 仏伝に基づいて描かれた浮彫や絵画を「仏伝図」といい、紀元前2世紀頃に造られた[[バールフト]]や[[サーンチー]]の[[ストゥーパ]]の[[らんじゅん|欄楯]]に釈尊の伝記を描いた仏伝図が彫られているから、その頃にはまとまった形に仏伝が成立していた。
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 なお、釈尊の行状については、以下の経典などに記載がある。
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* [[かこげんざいいんがきょう|過去現在因果経]]
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* 仏所行讃
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* [[ぶつほんぎょうじっきょう|仏本行集経]]
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* [[だいはつねはんぎょう|大般涅槃経]]
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* 釈迦譜(しゃかふ) 梁の[[そうゆう|僧祐]](445-518)が仏典から抄集
  
 
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2008年8月19日 (火) 16:32時点における版

佛伝

 釈尊の生涯の伝記のこと。

 入滅直後にはまとまった仏伝は制作されていない。弟子たちの記憶が口伝されて残っていて、いつか一定の型を整えて伝えられるようになった、と考えるのが良い。

 古いものでは、南方系で伝わった経典スッタニパータに一部が伝えられ、成道から初期の教団の成立までは、ヴィナヤ(律蔵)のマハーヴァッガに伝えられている。

 釈尊の伝記としてまとまったものは、ブッダチャリタ(仏所行讃)、ラリタヴィスタラ(方広大荘厳経)、マハーヴァスツ(大事)がある。この内、マハーヴァストゥが最古の仏伝である。

 仏伝に基づいて描かれた浮彫や絵画を「仏伝図」といい、紀元前2世紀頃に造られたバールフトサーンチーストゥーパ欄楯に釈尊の伝記を描いた仏伝図が彫られているから、その頃にはまとまった形に仏伝が成立していた。

 なお、釈尊の行状については、以下の経典などに記載がある。

佛殿

 仏をまつる建物のこと。

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