操作

げんめつ

出典: フリー仏教百科事典『ウィキダルマ(WikiDharma)』

2017年7月18日 (火) 13:41時点におけるマイコン坊主 (トーク | 投稿記録)による版 (還滅)

(差分) ← 古い版 | 最新版 (差分) | 新しい版 → (差分)

還滅

nivṛtti (S)

 生死輪廻が尽きて寂滅に帰すること。「還源」とも漢訳される。迷妄(めいもう)におおわれた有情は、生死を重ね六道を輪廻するが、このような在り方を「流転」(pravṛtti)という。それに対し、迷いの存在を断ち切って涅槃に入ることを「還滅」という。なお、本覚思想に基づく教説にあっては、生死を相続する迷いの心を尽くし、本来的に清浄なる心の本体(本覚の体)へ復帰することを意味する〔大乗起信論義記(中)〕。