ぶつでん
出典: フリー仏教百科事典『ウィキダルマ(WikiDharma)』
佛伝
釈尊の生涯の伝記のこと。
入滅直後にはまとまった仏伝は制作されていない。弟子たちの記憶が口伝されて残っていて、いつか一定の型を整えて伝えられるようになった、と考えるのが良い。
古いものでは、南方系で伝わった経典、スッタニパータに一部が伝えられ、成道から初期の教団の成立までは、ヴィナヤ(律蔵)のマハーヴァッガに伝えられている。
釈尊の伝記としてまとまったものは、ブッダチャリタ(仏所行讃)、ラリタヴィスタラ(方広大荘厳経・普曜経・方廣大莊嚴經)、マハーヴァスツ(大事)がある。この内、マハーヴァストゥが最古の仏伝である。
仏伝に基づいて描かれた浮彫や絵画を「仏伝図」といい、紀元前2世紀頃に造られたバールフトやサーンチーのストゥーパの欄楯に釈尊の伝記を描いた仏伝図が彫られているから、その頃にはまとまった形に仏伝が成立していた。
なお、釈尊の行状については、以下の経典などに記載がある。
佛殿
仏をまつる建物のこと。
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