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出典: フリー仏教百科事典『ウィキダルマ(WikiDharma)』

 
(設出世部)
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 [[しょうじょう|小乗]]20部の一つ。[[ぶつめつ|仏滅]]後200年に[[だいしゅぶ|大衆部]]の中から分かれた。
 
 [[しょうじょう|小乗]]20部の一つ。[[ぶつめつ|仏滅]]後200年に[[だいしゅぶ|大衆部]]の中から分かれた。
  
 この部の設の特徴は、[[せけん|世間]]の法は[[てんどう|顛倒]]の[[わくごう|惑業]]から生じる果であって、ことごとく[[けみょう|仮名]]だけのものであり、[[じったい|実体]]があることはない、唯、[[しゅっせ|出世]]の法は顛倒から起こるものではないので、道とその修行の果はすべて真実である、とする。<br>
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 この部の設の特徴は、[[せけん|世間]]の法は[[てんどう|顛倒]]の[[わく|]]業から生じる果であって、ことごとく[[けみょう|仮名]]だけのものであり、[[じったい|実体]]があることはない、唯、[[しゅっせ|出世]]の法は顛倒から起こるものではないので、道とその修行の果はすべて真実である、とする。<br>
 
 この設によって「設出世」と名づけている。
 
 この設によって「設出世」と名づけている。

2006年5月18日 (木) 10:58時点における版

設出世部

lokottaravaadinaH

 小乗20部の一つ。仏滅後200年に大衆部の中から分かれた。

 この部の設の特徴は、世間の法は顛倒業から生じる果であって、ことごとく仮名だけのものであり、実体があることはない、唯、出世の法は顛倒から起こるものではないので、道とその修行の果はすべて真実である、とする。
 この設によって「設出世」と名づけている。