うそうゆいしき、saakaara=vijJapti=maatrataa साकारविज्ञप्तिमात्रता(sanskrit)
唯識の一派であり、陳那の『観所縁縁論』において説かれた、認識主体としての識そのものに認識内容の相がそなわっているとする。 この流れは、無性→護法→戒賢→玄奘とつながり、ことに中国日本では法相宗と呼ばれて多くの研究者を輩出した。 一方、そのような相に実体性を認めない無相唯識の立場をとるグループもあり、地論宗・摂論宗などに続いている。