身口意
kaaya,vaac,manas(citta) (skt.)
「身」は身体、「口」(「語」とも漢訳する)は言語、「意」は心意もしくは思慮。
一切の業(karman 行為)は、「身業」(身体的行為)、「口業」(言語表現)、「意業」(心意作用)の三業によって包括される。仏教では、一般に「身口意」の悪業を戒め善業を勧めるが、いわゆる「十悪業」は、身の三業(殺生・偸盗・邪婬)、口の四業(妄語・両舌・悪口・綺語)、意の三業(貪欲・瞋恚・邪見)に分けられる。
なお密教では、仏の不可思議な働きを、身密・口密・意密の、いわゆる「三密」によって包括する。